飲んでるお薬のこと
今日で入院してから17日目。
長いなあ。
もともと2週間の予定ではあったけど。
アナフラニールの点滴をやめてもそれほど強くつらい症状は出なくなったし、
新しく始めたイフェクサーってお薬は今のところ違和感なく飲めてる。
抗うつ薬は効果が分かるまで2週間以上かかるって教科書的には書いてるけど、
先生は最初に飲んだときの感覚でなんとなくわかるんだよって言ってた。
としたら。悪くないのかもしれない。
いいのかもわからないけど。
昨日の夜は人と会話する余裕がなくて、いつもの症状が出て抗不安薬を飲んでも死に対する意識だけは残っちゃってた。
ちなみに私が今飲んでるのは副作用予防のモサプリドクエン酸、マグミット、睡眠にデエビゴ、たまーにブロチゾラム。
あとは補中益気湯。
ベンゾジアゼピン系は屯用にジアゼパム、眠前にメイラックスっていう超長時間型の抗不安薬を2錠。
両方ともベンゾジアゼピン系だけど、違うのはメイラックスのほうが長時間型だから
、依存性とか耐性が発生しにくいってこと。
最初メイラックスの存在を知ったとき、持続時間122時間だか書いてあって、そんなに長いのどうやってつかうの?!ってびっくりしたけど、長時間型のメリットをこうして利用してるんだね。
逆に短期間型のベンゾジアゼピン型ほど依存性や耐性ができやすいので、1カ月とか使い続けるだけでもよくないらしい。
今まで使ってきたのはアルプラゾラム、コンスタン。
コンスタンはすこし使いにくくて、私にはアルプラゾラムのほうが合ってた。
初めて抗不安薬を飲んだときの驚きは、今も忘れない。
思考が急にクリアになって、心が軽くなって、病気なんてもう治っちゃったのかと思うほどだった。
それくらい、私には効果があった。
先生にそのことを伝えたら、「それほど普段から緊張してるってことですね」なんて言ってたっけ。
先生曰くジアゼパムは切れ味が鋭いらしい。
薬によって、そんな特性まであるとは…。
だから、効果もはやいけど、落ちる落差もあるからつらいときもあるらしい。
その点メイラックスはながーくおだやかーに効いてくれるから、落ちるときの苦痛はあまり感じないんだよって。
結局うつ病の人は、気分の落差に苦痛を感じるらしい。
だから、いくら調子がよくても、はしゃぎすぎるとあとで落ちて苦しくなっちゃうんだって。
なるべく気分が一定になることを目指して薬の調整をしていくらしいよ。
すごいね。知らなかった。
今の先生は、教科書に書いてないことを教えてくれるから好き。
たぶん自分自身、精神分野が好きな先生なんだなって思う。
今日は先生がお休みだから退院の話とかは決まらないけど、明日来るから、どうかなーって。
苦しいときはまだあるけど、今はどうにか対応していけそう。
しばらくして抗うつ薬が本格的に効いてくれば、もっと楽になるだろうし。
楽になるために死にたい、って発想じゃなくて、楽になって健康になりたいって発想になれるようになったらいいな。
今は、だれかにすがりつきたいとも思ってない。
すがらなくても、自分で対処できそうだから。
なんとかなるかな、がんばろう。
薬も、元気になってきたらどんどん減って、、最後には抗うつ薬だけになるから。
それを目指して頑張りたいな。
看護師としても、どんなかたちでも復帰できるように。
患者さんのことがすき、看護が好きって気持ちはとても強いものだから。
なくしたくない。